45分ぐらい喋っていただろうか。
授業の終了を知らせるチャイムが鳴った。
二章 腕相撲
私がそろそろ戻ろっか、と言うと、あぁ・・・そうだな。と言い返してくれた。
私たちは屋上のドアを開け、ゆっくりと教室に戻っていった。
サスケと一緒に教室に入ったため、その現場を見た親友のサクラが、
私のサスケ君と何処行ってたのよ!!と言っていたが面倒だったのでスルーした。
サスケのほうもナルトに、俺のちゃんと何処に行ってたんだってばよ!!
と言われていたが、こんな奴相手にしてもラチがあかない、と判断したため、
るせぇ、ウスラトンカチ。とだけ返しといた。
「そういえば・・・」
「ん?何サクラ」
「あんたヤバイわよ・・・。さっき授業出てなかったの、カカシ先生にバレたわよ・・・・・・」
「・・・えッ!嘘っ!」
「今日の放課後、こってり絞られるわよ〜。何か先生機嫌悪かったし・・・
下手したら一時間半は行くんじゃないかしら??」
ニヤニヤと笑うサクラの頭ひっぱたき、そういうこと言うの、やめてよね、もう・・・。
と言い、帰りの支度をし始めた。
そして再びチャイムが鳴り、それと同時にカカシ先生が教室に入ってきた。
帰りのHRが終わり、急いで部活へと向かおうとするとサスケに、
カカシ先生が、待て、と呼びとめる。
はギクッ・・・と思いながらも、何ですか?と訪ねた。
サスケはただ先生を睨んでるだけだったけど・・・。
「お前らさっき授業さぼっただろ〜?」
周りから見ればカカシ先生は笑っているように見えるが、私には分かる・・・・・・!!
あきらかに目が笑ってない・・・!
目が笑ってませんよー!カカシティーチャー!!
怖い・・・非常に怖いです・・・!
まるで『蛇に睨まれた蛙』状態ですよ、これ・・・。
なんでこうも先生の機嫌の悪い日に怒られなきゃいけないんだぁ〜・・・くそぉ・・・!
こうなったのも全部サスケのせいだ・・・!!
(※↑世間ではよくにこれを『八つ当たり』と言います。)
「だからなんだ、カカシ」
うぉ〜!このガキは何を言う・・・!
こんなこと言ったらますます先生の機嫌が悪く・・・・・・・・・
あ、今微かに先生のマユが上がった・・・・・・。
・・・こうなったら早く済ませて逃げるべし!!
「せ・・・先生、今日は本当すみませんでしたぁー!!次からは気をつけますのでぇ!
それではさようならぁ!」
はそう言うと、サスケの手を掴み、急いで教室から出た。
途中、後ろからカカシ先生の声が聞こえたような気がしたが、
気のせいと言うことにしよう!!うん!
「あー疲れたぁ・・・」
ここでようやくサスケの手をパッと離す。
サスケはに掴まれたところを擦りながら、怪力・・・とポツリと言った。
当然その言葉はの耳に届いているわけで・・・。
「サスケクン。今なんと仰いました??」
ニコニコ顔で言うにたいしてサスケはそれを気にもとめる様子は無く、
また再び、怪力・・・と、わざわざ本人に聞こえるように言ってくれた。
「・・・・・えぇーえぇ!!どうせ私は怪力ですよ!!悪かったですねぇ!!」
「別に悪いなんて・・・」
「私にはそう聞こえますー!!」
ここでサスケは本人に気づかれぬようにため息をし、
しょうがねぇなぁ・・・と言って手を差し出した。
このサスケの突然の行動に理解出来るわけもなく、が頭に『?』を浮かべていると・・・。
「何ボサッとしてんだ。腕相撲やるぞ」
「・・・はぁ?!ここで?!」
「ここじゃなきゃ何処だ」
「え!でもここ廊下・・・・・・」
「今は放課後で誰もいないし、別に平気だろ・・・。」
「でも・・・」
「いいから早くしろ。」
多少戸惑いながらも、廊下に座り、サスケと手を組んだ。
あぁ・・・サスケファンの子達にこんな姿見られたら殺されるなぁ・・・・・・。
特にサクラ・・・あぁ、恐ろしやぁ・・・・・・。
「それじゃあ始めるぞ」
「う・・・うん・・・。」
「よーい・・・始め!」
あーサスケに腕相撲勝っちゃったらどうしよ・・・。
一生“怪力”扱いされるんだろうなぁー・・・。
なんて呑気なことを考えていただったが、予想外にもサスケがぐいぐい押してきて、
が押されている状態なのだ。
いくら本気を出しても押し返すことなんて、全く出来なくて、
あっと言う間に勝負がついてしまった。
「・・・・・・弱いな・・・」
「え・・・・・・これでも本気出したのに・・・・・・・・」
「これで本気?フン・・・笑わす・・・」
「うるさ「思ったほど怪力じゃねぇじゃん」
「え・・・?」
「逆に力不足だ。これでもバスケ部のレギュラーなのか・・・?」
そう、はバスケ部に所属している。
おまけに入学して4ヶ月ちょいと言うのに、一部の二年を差し置いてレギュラーなのだ。
そしてサクラもバスケ部であり、と同じくレギュラー。
に負けず劣らずの実力。
あ・・・そういえばサスケもバスケ部に所属している。
そしてやはりサスケもレギュラー。
サスケの実力なら、副キャプテンでも可笑しくないんだけどね・・・・・・。
やはり決まりは決まりだからね・・・。
(一年はどんなに上手でも、キャプテンや副にはなれない)
それに・・・キャプテンの日向ネジがいるからねぇー。
ネジは達より一期上で、先輩である。
しかもとネジは小さい頃からの幼馴染みであり、兄のような人でとても尊敬している。
サスケにとっては・・・・・・ただのライバル?みたいな感じだけどね・・・。
ネジの実力はサスケより遥かに上で、全国大会へ出場したほどの方だ。
おまけに容姿端麗、成績優秀・・・。
そして眉目秀麗と言う言葉など・・・そういう言葉が一番当てはまる人だと思う。
(もちろんサスケもだけど・・・・・)
これだけ整っていると、ネジやサスケはやはりモテるわけで・・・。
同時に、その王子様的存在の二人と仲のいい私は目をつけられる・・・、
と思ったら全然平気で・・・。
サクラが言うには、『ネジ先輩やサスケ君にも負けず劣らずの成績や容姿だし、ね♪
あまりにもあんた達がお似合いすぎるから手が出せないのよ!』
などと言ってたけど・・・・・・。
自分の世界に入りきっていたに声をかけるサスケ。
そこでの回想は終了した。
「なに百面相してんだ」
「別に百面相なんか・・・」
「すごい顔になってたぞ」
「えっ!うそ?!」
「うそ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ほら、早く部活に行くぞ。ウスラトンカチ」
少し口元を緩ませ、に手を差し伸べる。
「全くもう・・・」
プクーと頬を膨らませながらもサスケの手に捕まり、
再び『あーサスケファンの子達に殺されちゃうー』などと思いながら立ち上がる。
そしてサスケの何気ない優しさに感謝する。
(私と腕相撲したのはきっと・・・・・・私が怪力じゃない、って言いたかったからなのかな・・・)
はサスケに見えないように微笑み、誰にも聞こえないようにありがと、と呟いた。
その瞬間、サスケが笑った気がした。
・・・・・・・・・もしかして聞こえたのかな・・・?
そして二人は体育館へと向かって歩き出した。
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あー最新してなかったよぅ。
なので今回はちょっと長く書いてみました・・・えへへw【黙
サスケと手を組んだり、立たせて貰ったり・・・。
羨ましいよぅ【黙
さりげない優しさもいい・・・!【死
実はサスケはさんの言った、ありがとが聞こえていたんですよww
さん以外の女の子にはやっちゃ駄目よ、サッスン☆【消
2006.7/25