この時はまだ知らなかった。
私が・・貴方に・・・・・・・・_をしていることに。
一章 この時はまだ知らなくて
ここは校舎の裏。
校舎の裏と言ったら・・・・・?
もちろん!
こ・く・は・くvV【知るか
「あ・・・あの/////私・・・サスケ君の事ずっとまえから好きでs「・・ごめん。俺、そういうの興味無いから」
サスケと言う少年は、言葉とは裏腹に悪びれた様子も無く、
くるりとかかとを返すとスタスタとその場から去った。
人生最大の勇気を振り絞って告白した少女は、ポカーンと、ただサスケの背中を眺めていた。
「あぁ〜!可愛そう〜!あの子!」
「・・・・か・・。別にお前には関係ねぇだろ」
「だってさ、勇気振り絞って言ったのにさ!しかもまだ全部言い終わって無いのに振るし?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「いつも以上に振るの早かったよね」
「・・・・まぁな。さすがにめんどくさかったからな」
「うわー。サッスン最低ー」
「・・・棒読みで言うな」
「まッ、私には関係無いか!それより・・・次の授業さぼっちゃう??」
「・・・・・・・・・たまにはいいな」
見ての通り、私とサスケは大の仲良し♪
・・・と言っても、この中学に入学してからのだけど。
まだ入学して四ヶ月しか立ってません♪
でも、あまり人と関わるのを好まない私達にとっては当然気が合うわけで。
いつもこうして一緒に居たり、普通に喋っていたりする。
この当たり前の日々が、私達は大好きで。
この時の私達はこの関係で、とても満足していた。
・・・・・・・・・・・その時は、まだ、自分の気持ちに気付いていなかったからなのかも知れない。
「あぁ〜・・優等生はいいね・・・こうしてさぼってても成績いいんだもん」
「・・・そういうだって頭良いほうじゃねぇか・・・・」
「・・・・・・サスケには負けるけどね」
「・・・にしても、憎たらしいほどいい天気ね・・・・・・。こっちの気分はブルーだっつーのに・・」
「・・・・何かあったのか?」
「・・・・ちょっと親とね・・・・・進路の事で・・・」
「嗚呼・・・・なるほどな・・・」
「サスケは何処か行きたい高校とかある?」
「特に無い・・・・。お前は?」
「ん〜・・・・私も・・・無い、かな・・・」
「・・・未来の俺達って・・・どうなってるんだろうな・・・」
丁度この時風が吹いた。
風に靡かれているサスケを見たら、いつも以上に大人っぽくて、思わずドキッとした。
「・・・サスケにしてはロマンチックな事言うのね」
「・・・・・・・・・・・」
さっきの事がばれないよう、冷たく言い放ってみる。
まぁ・・・睨まれただけだったけど・・・。
この気持ちは何なのかしら。
だけど、これ以上探っては駄目なような気がして。
自分のこの気持ちに気付かないふりをして、
そっと心の奥にしまっておこう。
----------------------------------------------
はい。一章完成。
どんな風に書いていいのか分からなかった・・・il||li _| ̄|○ il||li
この小説は、丁寧に書いて行きたいと思います。【これだけ?
それはですね・・・
この二人はとても純粋で静かな恋をして行く感じがするのですよ。
と言うか、そういう恋愛にさせる予定です。
そういう純粋な恋、大好きなのです。
2006.3/28