騒いだ後は・・・


















あるお店での事。


「「「「「みんなお疲れーーーーーーー!!!!!」」」」」






何があったかと言うと、木の葉の忍びにとって大きな行事が終わったためである。




そう・・・それはお祭り。




木の葉の忍びの殆どはお祭りの警備に当たらなくてはならない。









なんでこんな寒い時期にお祭りってか?


それは・・・。









新しい年になったから。









木の葉は人口が多いため、たかが初詣もお祭り並みに凄い。


だから、毎年この時期には「初詣」では無く「お祭りだ」











「あぁ〜・・・めんどくさかったなあ・・・」


「あらそう?私は結構楽しかったと思うけど」





毎度毎度シカマルの愚痴を聞くのは、シカマルの近所に住んでいる



同じ年で小さい頃はよく遊んでいた。



だがお互い下忍になり、班も別になり、会う機会が減った。


だけど家が近いので、会ったら少しぐらい話はする。









「あ?あれの何処が楽しんだよ」


「んー小さい子とか可愛かったじゃないw」


「・・・は昔から子供に懐かれやすかったからな〜」

「そういうシカマルは子供達に泣かれてたよねww」


「ばっ・・・!それを言うな!!」


「シカマルったらいつもしかめっ面でさ・・・」


「おい・・・!」










こうして楽しくて騒がしい時間はあっと言う間に過ぎて行った。






















「はぁ・・・。今度こそ本当のお疲れ様よね・・・」


「そうだな・・・・・」









どんちゃん騒ぎが終わった後、もう時計は12時を示していた。









シカマルとが帰る支度をしていると、
後片付けを一人でしていたカカシが、二人の姿を見るなりニヤリと笑い「後は頼んだぞ?」そう言い二人の肩をポンっと叩き、ドロンっと消えて行ってしまった。









「「・・・・・・・・・・・」」









「カカシの野郎・・・」


「・・・火影様に言いつけてやる・・・」






上から順にシカマル、







「そうだな、明日火影に言いつけるか」









なんとも子供っぽい考えだが、それが一番良い方法だと二人は思った。










片付け最中での出来事。




「あぁ〜ほんっとめんどくせぇ〜・・・」


「本当よね!カカシ先生ったら、あれでも教師なのかしら!!」









そのとき。






フッ・・・




なんと電気が消えてしまったのである。









「え?!何?!停電?!!?!」


「らしいな」


「やだやだ!早く電気付けてよ〜〜〜!!!!!」


「そんな事言われてもなぁ・・・時期直るだろ」


「ブレーカーが落ちたんじゃないの!?」


「いや、違うだろ。他の家も電気付いてないぜ」





そう言いシカマルは窓を指差した。

指差した方向を見ると、周りの家は皆電気が付いて居なかった。









「うっそ!やだ〜もう・・・」


「・・・それより下手に動かない方が先決だと思うが」




確かにシカマルの言うとおりである。

しかしはと言うと、パニックに陥って居たためあちこちを手探りで歩いて居る。









「きゃっ!」








急にの短い悲鳴が聞こえてきた。








「ちっ・・・(だから動くなって言ったのに・・)」








シカマルはそう心の中で呟くと、が居た所へ急いで行った。



















「ったく・・・だから動くなって行ったのに・・・。めんどくせぇ野郎だなぁ」


「ご・・ごめん;何かに躓いただけだから」









そう行った瞬間。
電気は付いた。









「「あ!!」」



「直った・・・の?」

「嗚呼、一時はどうなるかと思ったぜ・・・」









二人共暫く沈黙。


その理由は・・・









二人の位置。









さっきシカマルは、慌てて飛び出したため、位置感覚などはかる余裕が無かった。







そのため、お互いの顔がカナリのドアップ。








「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」






「シ・・・シカマル・・・・////」

「な・・・・・・なんだ」

「なんか・・・私達・・・・・・・・・・・超近くない?///」

「そ・・・そうだな・・・///」






そんな会話をしていても、お互い動けない。





「あの、シカマル・・・どいてくれない・・・?///」

「・・・・・・・・・・・やだ」

「は?」






がそう言った瞬間シカマルに押し倒された。









夜はまだまだ長い・・・。




END.