今日は恋する乙女が主役



それとも



恋する乙女から貰えるかを気にする男が主役



貴方はどちらだと思います?









       






「…さっきから何ですか、ストーカーですか?」
「ち、違う!その…話しかけるタイミングが無くて…」
「君、馬鹿ですね」

さらりと酷いことを言うが、その言葉には感情は無い。
だが、気にならない。と言えば嘘になってしまう。
なんたって彼女はナルトより馬鹿正直な女の子だ。

「ば…馬鹿って…まあ、馬鹿なんだけど」
「やっぱり」

と、笑顔で話すサイ。
こんな笑顔を見れば、彼に感情がわからないなど誰もわからないだろう。
いや、逆に笑顔過ぎて怪しまれるだろう。

「で、用件は?」
「ええと…良い天気だね」

がそう言った瞬間、サイが背を向ける。

「ま…待って!」

が必死でサイを追いかけ、サイの腕を握る。

「何ですか、ストーカーですか?」
「もう、ストーカーでも何でも良いから…話し、聞いて」
「…わかりました」

サイは渋々だが、の話しを待っていた。

「今日は…バレンタインデーでしょ?」
「そうみたいですね」

中々本題へと話を進めれない
首を傾げて、考えている。

「うーんと…」
「馬鹿が頭を使うと将来ハゲますよ」
「ほ、本当!?」
「今思いついただけです」

そう笑顔で言うサイにも笑顔で返していたが
内心は殴り殺してやろうかと思うほど、腹が立っていた。
だが、今日くらいは仲良くやりたいと思っている自分も居たのだった。

それから意味も無く先程の様な会話を延々と続け、何十分も過ぎた。
流石にサイも痺れを切らしたのか“帰りますよ”と呟く。

「駄目…。帰らないで」
「何故ですか?」

サイがいつもの調子でに聞く。
しかし、の様子はいつもと明らかに違っていた。

「……………はいッ」

と、顔を真っ赤にしがサイに箱を差し出す。
いや…正しく言うと、がサイへ向けて箱を投げた。

「…有難うございます」

サイがぼそり、と恥かしそうに呟いた。
で、てっきりいつもの毒舌で返ってくると思っていたため
思いがけないサイの言葉に顔を真っ赤にさせた。

「顔。真っ赤ですよ?タコみたいですね」
「う…うるさい!」
「でも、そんなが好きですよ?」
「黙れ馬鹿」

は照れ隠しでサイに暴言を吐く。

「このチョコ…ちゃんと食べれますか?」
「…失礼ねッ」

そう言っては逃げる様にその場を去った。
その後にサイはナルトに出会い、のチョコを自慢するのであった。




        終わり
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ぬああああ え
サイだよ、サイ。
わけわからなくなりましたあああ。 えへw ←黙れ
サイは好きなんだけど書けないよーう。
資料が無いよーう。 ←黙れ

著作権は【あいうえおんぷ(・∀・)】にありますのでw

あいうえおんぷ(・∀・) 双葉