僕は好きになってはいけない人に恋をしてしまった・・・。

そしてこれが僕の初めての恋でもあった・・・。


















一話  叶わぬ僕の恋









































ピピピピピ・・・・・。
















朝になり、昨日の夜にセットした目覚ましが二人の部屋に鳴り響く。



























「うっ・・・・・・・・・」

「ほら、早く起きないと学校遅刻しちゃうよ?デイダラ」

「・・・・・・・・・・・・後5分・・・・」

「駄目だよ!」

「じゃあ・・・・・・・・・後30分・・・・・うん・・・」

「・・・“じゃあ”の意味分かんないから・・・。それに何か時間延びてるし・・・」

「・・・・・仕方ねぇな・・・がオイラにキスしてくれたら起きてやる・・・」

「はぁ?!意味分かんないし・・・。そんなにキスして欲しかったら彼女でも作れば〜?デイダラ結構モテるんだからさ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「じゃ、もう私下りるからね!」
















が部屋から出て行ったあと、ゆっくりとベッドから身を起こすデイダラ。








“そんなにキスして欲しかったら彼女でも作れば〜?デイダラ結構モテるんだからさ!”







よく言うよ・・・。

本人は気付いて無いみたいだけど、だって十分にモテてる。

それはオイラからしてみれば男子全員がウザッたいぐらいに。



それに・・・・オイラだって彼女欲しいさ。

でも・・・こんな事言えない。






























『双子の妹の“”に恋してるなんてこと・・・』



























デイダラは重たい体を無理やりベッドから離れさせ、制服に着替える。
























































時は遡り、オイラ達が中学2年の頃。



























とは偶然ながらも同じクラスで、席も隣だった。

ある日、学校で授業を受けていたら、急に雨が降り出し、雷も鳴り出した。













『そういえば・・・雷苦手だっけなぁ・・・うん・・』










チラリと隣の席のに目を向けると、予想通り、手を耳に当て、少々震えていた。


『あぁ〜・・・こりゃ重症だ・・・』


雷が鳴るたびにビクッ!と反応している

大丈夫かと言おうとした時、は此方の方を向き、怖い・・・と涙目で訴えて来た。



























この時、何故か無償に『守ってやりたい』と言う気持ちに襲われた。



いつまでも子供だと思っていたのに

今日のこの表情は一人の女の表情で



自分が気付かなかったうちに一人の女として成長してたんだ、と思った。



























この時に、抱いてはいけないものを自分の心に抱いてしまったのかもしれない。



























最初はまだ“好き”だと言う実感は無かった。



























そして時は立ち、オイラ達は高校1年になった。


























けれど、今もあの想いは消えず



























一緒に過ごすたびにどんどん気持ちは膨らんでって。


























それと一緒に罪悪感が襲ってきた。



























けれどこの気持ちは止められない。



























そして、これが俺にとっての最初で最後の恋だった―








































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たはー。ぷはー。うひー。【何
なんか短いですね;
一応裏夢なんですけど、まだですね・・・。
何か意味不なんですけど、最後まで付き合って下さると嬉しいです。

双子の妹に恋をする・・・。
正に・・・あれですよ。
知ってる人も多いかと存じますが、「僕は妹に恋をする」【漫画

少々その漫画をパクッてますw【ぉぃ

2006.4/1