貴方に会えて、私は本当に幸せです―・・・
今も・・・昔も・・・ずっと先も貴方だけを愛して行きます―
今も昔もこれからも・・・【前編】
「イタチ〜!」
「・・・か」
「何そのうざったそうな顔は・・・」
「・・・そんな顔してない。むしろ喜んでいる」
イタチはそう言い、微笑む。
「・・・・・・本当にぃ〜?」
イタチのその笑顔に弱い。
その笑顔を見るとどんな不安でも消し飛ぶ、イタチだけが使える魔法の笑顔。
それでも気になるものは気になるのだ。
「あぁ・・・そんなに心配なら証拠見せてやろうか・・?」
「証拠・・・・・・・・・・?」
イタチはそういうなり、口の端を吊り上げながらに顔を近づける。
「えッ・・・?ちょッ・・・こんなところでッ・・・」
が戸惑っている間にもイタチはどんどん迫ってくる。
そして、後一センチ・・・と言うところまで来たときだ。
「兄さ〜〜〜〜〜ん!姉さ〜〜〜〜〜〜ん!!」
サスケがそう叫びながらこちらに向って走ってくるではないか。
「イタチッ・・・!サスケ君が来たからッッ・・・!・・・・・・・・ッんぅ〜・・・!」
イタチはサスケが走って来るのにも構わず、にそのまま口付けをする。
「はぁ・・・はぁ・・・!つっ・・・疲れた・・・・!姉さんこんにちわ!
・・それより今兄さんと何してたの?」
向こうから走ってきたサスケが息を乱しながらに問う。
どうやらサスケは気付いていないようで、は「こんにちわ、サスケ君!何もしてないよ?」
と答えた後、イタチを睨みつけた。
とうの本人はと言うと、私の方を見て意地悪っぽく笑ったかと思ったら、此方の方に向って歩いてきて
すれ違い際に「ごちそうさまでした・・・」と呟き、私の元を通り過ぎた。
「・・・・・・・・・・・・・あの野郎ッ・・・!待てェーーーーーッッ!」
はそう叫ぶと、イタチの後を追いかけ始めた。
「ちょッ・・・!姉さんどうしたの?!」
サスケはの異変に気付き、の後を追いかける。
あの頃はみんな幸せそうだった―
イタチも・・・サスケ君も・・・私も―・・・
あの事件が起きるまでは―・・・・
イタチが一族殺しをしなければ・・・・
この幸せは永遠だったかも知れない・・・
でも・・・別の形で悲劇が起こったかも知れない―・・・
しかし・・・
それは誰にも分からない事だ―・・・・
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前編終了!!
これはモチロン、甘になる予定ですよ?
イタチ夢初!と言うのに、初っ端からシリアスは嫌ですからねw【え