永遠の愛。
「は・・・僕が居なくなっても僕の事をずっと想っててくれますか・・・?」
「・・・・・・・そんな事聞かないで。寂しいじゃない・・・。でも、白が居なくなったら、死ぬほど悲しいよ」
「・・・・・・・そうですか・・・ありがとうございます・・・」
そう言い、綺麗に・・・悲しく微笑む白。
私達の関係は、幼馴染。
しかし、幼馴染を通り越して居る。
言わば、運命の人・・・と言うべきなのか。
私のとっても大切な人。
絶対に失いたくない人。
「・・・じゃあ逆に、私が居なくなっても、白は私の事想っててくれる?」
「・・・当たり前じゃないですか。それにとても寂しくて悲しいです」
白がなんでいきなりあんな事を聞いてきたのか、と言うと・・・。
白は忍び。
だけど私は一般人。
白は自分が忍びだから、いつ命を落としても可笑しくない。
白はきっと、自分の命の火が消える時の事を考えていたのだろう。
たとえ、そんな事があっても、私達の絆は切れない。
それほどお互いを想っている自信がある。
それに・・・、白はとても強い。
そう簡単にやられない。
でも・・・人はいつ死ぬのか分からないのだ。
だから、今生きている間を一生懸命生きているのではないのだろうか。
「あ、そうだ!白!」
「なんですか?」
「もうそろそろでクリスマスでしょ!」
「あ・・・そう言われればそうですねぇ・・・・。すっかり忘れてました。しかし・・・それがどうしたんですか?」
白は不思議そうに首を少し傾げた。
「せっかくだから、一緒に祝おうよ♪」
「構いませんよ」
「ヤッタ!24日と25日、どっちがいい?」
白は少し考え、そして、ニコっと微笑んだ。
「・・・いつも任務での相手をしてやる事ができなかったので、両方ともにしましょうか」
「・・・え!平気なの?」
「はい!」
「白・・・ありがとう」
そうは言い、白に抱きついた。
「それから、25日の日はお出かけしましょうか」
「・・・うんっ・・・!!」
「あ、これから僕、任務があるので・・そろそろ出かけますね」
「うん!・・・・・・・・・・・・・・気をつけて・・・・」
が泣きそうになりながら言うと、白は静かに微笑み、の額にキスをした。
「安心して待ってて下さい・・・。僕は必ず帰って来ますので」
その白の言葉で安心したは、目に溜まった涙を拭い、満面の笑みを浮かべ、白を見送った。
あなたのたった一言が、こんなにも私を安心にさせる。
あなたの笑顔が、いつも私を癒してくれる。
あなたの一つ一つの行為が、こんなにも私を喜ばせる。
そんなあなたに、私はいつも支えられている。
これからも、こんな私を好きで居て下さい。
愛して下さい。
☆おまけ☆
私は白と、24日・25日の日を一緒に過ごした。
「白、ありがとね」
満面の笑みで私がそう言うと、白は嬉しそうに微笑み、今度は額では無く、私の唇にキスを落としてくれた。
「白・・・・・・」
「はい・・・?」
「愛してます///」
「・・・僕も・・・愛してます・・・」
END.
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