「あ・・・・。やっと梅雨あけた・・・・。」
梅雨明けのアイス
「あ〜・・・・・梅雨あけたのはいいけど、いくらなんでも暑すぎだって!」
昨日までザーザーと降っていた雨が、今日になってカラリと晴れた天気に変わった。
梅雨が明けたのだ。
はウキウキしていたが、それも束の間。
梅雨明けそうそう、カナリ暑い。
はリビングへと行くと暁のコートを脱ぎ、そこらへんに置き、ソファへと座った。
目の前にあるリモコンを掴み取るとテレビのスイッチをつけた。
天気予報のお姉さんが画面に映った。
『今日から梅雨明けです。非常に気温が高いので熱中症に注意しましょう!
最高気温は37度になる模様・・・。昨日まで梅雨だったとは思え程の暑さですね』
「・・・・37・・・・か・・。暑すぎだよ・・・」
はそう呟き、台所にいた鬼鮫(通称=鮫)に声をかける。
「鮫ー!」
「何度言えば分かるんですか、私は鮫ではありません・・・」
「アイス持って来て〜」
「・・・無視ですか・・・・。」
「早くー!」
「ハイハイ、オレンジ味しかないんですが、それでも宜しいですか?」
「うん!ありがと!」
鬼鮫は冷凍庫からアイスを取り出し、に渡す。
は「わーいv」と言いながらアイスの袋を開け、自分の口に運ぶ。
「あ、そういえばさん。サソリさんが『傀儡の手伝いしろ』とのことでお呼びでしたが・・?」
「えー・・・メンドクサイ」
「・・サソリさんに殺されますよ?」
「うー・・」
「それにサソリさんの部屋は地下なので涼しいと思いますが?」
「よっしゃあ!行くかぁ!!」
「・・・・(単純ですねぇ)」
はアイスを持って、走ってサソリの部屋へと向った。
コンコン。
「サソリ〜来たよー」
「あぁ、開いてる」
「はーい」
ガチャ。
そこには本体のサソリが。
「いつもヒルコ被ってんのに今日は被ってないんだねー?」
「こんな暑い日に被ってられっか」
「でもサソリの部屋涼しいよねー」
「まぁな」
「んで私に何を手伝えと?」
「ん?あぁ、この傀儡の手を・・・って・・・。」
「ん?何?」
「・・・そのままだとアイス垂れるぞ」
「・・・・あ、」
アイスを持っていたのをすっかり忘れていたに、サソリは呆れてため息をつく。
「別にため息つかなくても・・・」
「。」
「ん?」
「お前、そこでずっと立ったままでいる気か?」
「・・・・・・・・・。」
そう、さっきからずっと入口のほうで突っ立ったままだったのだ。
トテトテとサソリの隣へ行き、座った。
「それ一口よこせ。」
あと半分もないアイスを指差し、サソリは言う。
「・・はぁ?別にいいけど・・・これ食べかけだよ?」
「だからよこせと言ってんだよ。」
「え・・・でもそんなことしたら・・・」
パク。
「あ・・・」
手に持っていたアイスは、いつの間にかサソリの口の中にあった。
しかも一口と言いながら、全部食べてしまった。
「・・・・・間接キス・・、と言う奴か?」
ニヤリと笑いながらサソリは言う。
「な・・なななな・・・・?!/////」
「・・・・・顔真っ赤だぞ?」
楽しそうに言うサソリにはさらに顔を赤くする。
「。」
「何よ?!///」
「あのアイス、美味しかったぜ・・・?ククク・・」
「・・・ッ?!///サソリのバカ!大っ嫌い!!///」
はそう言うと立ち上がり部屋から出ようとした。
「おい!!」
「何!///」
「傀儡の手伝いしやがれ!」
「・・・・もう知らない!!/////」
そう怒鳴るとサソリを残したまま部屋を出て行った。
・・・・・・・・・十分今日は暑いのに・・さらに暑くなったわ・・。
はそんなことを思いながら、リビングへと向う。
それは気温のせいで暑いのか・・・
それとも・・・・。
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うっわー。何コレ?【聞くな
相互リンクのリクエストでサソリのほのぼの、甘でしたが・・・・。
なんか全然・・・・・・・・il||li _| ̄|○ il||li
ごめんなさい。(゚うェ´。)゚。
こ・・・こんなんでも貰って下さると嬉しいです・・・。
大様、相互リンク有難うございました!┏○ ペコ
大様のみお持ち帰りOKです!
2006.8/9