「・・・ここが今日から通う学校かぁ・・・」
シーンとした校庭に一人ポツン、と喋る人物。
高校1年の冬。
ここの学校に通い始めてから、私の人生が変わるとは思ってもいなかった。
ガラガラ・・・。
「皆静かに!今日から入ってくる転入生を紹介します」
「え?転入生?男がぃぃな」
「え〜、女の子がぃぃな」
「では入って来なさい」
そういわれ、教室に入って来た人物。
教室は急に静まり返った。
「今日から一緒に過ごす事になった、 さんです」
「初めまして! です。宜しくお願いします」
「なぁなぁ旦那!あの転入生の子、可愛くないか?」
「そうか?・・・まぁ普通の女子よりはマシだと思うが。五月蠅い奴じゃないといいな」
「ったく・・・・旦那はそればっかだな・・・うん・・・。それより、オイラ達の席空いてるから、ここに来るかもな!!」
「え〜では、さんにはサソリ君とデイダラ君の間の席に座ってもらいます」
そう言われ、先生に場所を教えてもらい席についた。
前の席にはサソリとか言う、ふわふわした美少年の子がおり、
後ろにはデイダラと言う、丁髷結びの片目が隠れるほど長い前髪を持った子が居た。
・・・・それより・・・・・
な・・・・何・・・・この学校・・・。
なんか変な子ばっかだよ?!
さっきから気になってたんですけど、特に・・・先生。
鮫・・・・・?ですか・・・・?
一人世界に入って居た時、後ろから声をかけられた。
「オイラの名はデイダラ♪宜しくな♪って呼ばせてもらうぞ、うん♪」
「ぁ・・・宜しくです」
「って可愛いな!うん!」
「そ・・・そうですか?」
「うん♪それより敬語なんか使わなくてぃぃぞ♪」
「何口説いてんだ、デイダラ」
前の席から声が聞こえ、前を振り返るとそこにはサソリとか言う美少年が。
「口説いてなんか居ないぞ、うん」
『このサソリって言う人・・・・本当に綺麗な顔してるなぁ〜・・・・』
「あ?なんか俺の顔に付いてるのか?」
あまりにも見入り過ぎて、元々不機嫌だった顔をもっと不機嫌にさせ、私に言ってきた。
「いや・・・何も」
「旦那〜、言い方きついぞ、うん!」
「〜、旦那はいつもこういう人だから気にすんなよ、うん」
「え?・・・ぁ、うん」
・・・・この学校はなんだか怖いな・・・・・・・。
何週間か立ち、すっかりクラスの皆と仲良くなる事が出来た。
デイダラとサソリはもう親友だ♪
「〜〜〜、次の授業サボろうぜ!」
「え〜・・・。サソリはどうする?」
「・・・・デイダラに賛成」
「じゃあさぼろうかぁ〜〜〜」
屋上にて。
「毎日毎日授業なんかやってられないわぁ〜・・・」
「だよなぁ〜、うん」
「サソリは頭いいから羨ましい!!」
「ちゃんと授業聞いてれば分かるんだよ」
「うっわぁ〜・・・馬鹿にされた気分だわ!!」
「気分、じゃなくて馬鹿にしてんだよ」
サソリにフンって鼻で笑われた・・・・・。
「にしても・・・・今日はいい天気だな・・・うん」
「だね〜〜」
「早く帰りてぇな、うん」
それから他愛無い会話を少しした。
キーンコーンカーンコーン【グハ
「あ・・・もう授業終わったな、行こうか、うん」
「・・・あぁ・・・そうだな・・・・」
「も行こうぜ、うん」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・?」
サソリは立ち上がり、の顔を覗き込んだ。
「・・・・zzz」
「旦那・・・もしかして・・・・?」
「あぁ、そのもしかしてだな」
は寝ていた。
ぐっすりと。
あまり気持ちよさそうに寝ていたから起こす気が出てこなかった。
まぁ・・・学活くらいさぼっても気付かれないだろう。
「ん・・・・・・・」
「あ、お目覚めですかー?うん」
「・・・そのようだな」
「・・・・・ぁり、サソリ・・・デイダラ・・・・なんでここに居るのぉ・・・・?」
目を擦りながら上半身を起こす。
「やっとお目覚めか。お前寝てたんだよ。ちなみにここ学校だ」
「あ・・・そうなんだぁ・・・・・・・・・・・・・・って・・・・・えぇ?!ここ学校?!授業は?!皆は?!先生は?!」
「少し落ち着けって・・・・;;うん;;」
「もう授業も終わり、学活も終わり、皆帰った」
「・・・・・・は?」
「俺達はが起きるまで待ってたんだよ」
「あ・・・ありがとう・・・」
「の寝顔見てたら起こす気失せたしな、うん」
「え・・・私の寝顔見たの・・・・?」
「モチ!ばっちり見たぜ☆」
「うわぁ〜最悪〜」
「それより早く帰るぞ。俺は待つのも待たせるのも嫌いなんだよ」
「あ、サソリの名言出た」
「うるせぇ」
帰り道にて。
デイダラ・サソリ・はたまたま家が近いため、いつも一緒に帰って居る。
「あぁ〜眠い〜」
「あんだけ寝てまだ眠いのか?」
「うん、いくら寝ても寝足りないのよ・・・」
はそう言うなり欠伸を一つ。
「あ・・・そういえば、は何の部活に入るんだい?うん?」
「私?私は・・・まだ決めてない。デイダラとサソリは?」
「俺は剣道部」
「オイラは空手だぞ、うん♪」
「凄いねぇ!カッコィィ♪」
「旦那、凄く強いんだぜ!!」
「デイダラ、てめぇこそ強ぇくせに」
「二人共すごぉぃ!!本当にカッコィィよ!!」
にかなり褒められた二人は、分からない程度に頬を染めた。【え
「は何部入るんだぃ?」
「何部がぁる?」
「確か、剣道・空手・喫茶・劇団・バスケ・陸上・サッカー・ダンス・・・・とか色々だな、うん」
「・・・・ねぇ」
「ん?」
「喫茶部って・・・・・・何?聞いた事無いんだけど・・・聞くからに怪しそう・・・」
「あぁ〜それはな、メイド服みたいの来て、おもてなしする奴だぞ、うん♪」
「へー・・・そこには絶対入りたくないね」
「え〜オイラのメイド服姿見た「ふざけんな」
デイダラが言っている最中にが突っ込む。
「・・・・・そんな事言われても、オイラ、の代わりに喫茶部に入部届け出しちゃったから、精々頑張りな♪うん」
「・・・・デイダラ・・・・・・・・・・・・・・・・お前って言う奴は・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・一度入部したら、絶対退部出来ないからな」
「え?それまぢ?サソリ」
「あぁ、暁学園ではそういう掟になっている。それから、休む事も禁じられてる」
「・・・・・・・・・・」
。
魂抜け途中。
後からデイダラが半殺しになったのは言うまでもない・・・・・。
私の学校生活・・・・・・・・・・・・・・・・。
どうなっちゃうのぉ?!
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ついに始まりました【は
これはまだまだ続きますよw
木の葉学園の方もあるので最新とかは遅れてしまいますが、
応援して下さると嬉しいです(o゚д^o)テヘ♪
2006/2.22