あれから一ヶ月ぐらいがたった。






今の所には何も起きていない。













そのためか、デイダラ・サソリ・はすっかりあの事を忘れていて、楽しい学校生活・・・・
否、非常につまんない学校生活を送って居た・・・・・・。


























休み時間。屋上にて。



「ん〜・・なんか楽しい事起こらないかなァ」

「そう簡単に起こるわけねぇだろ」

「・・でも最近、いつも以上につまらないぞ・・うん」

















「あ」


がいきなり声を上げた。


「ん?どうかしたのかい?」

「否・・そうじゃなくて・・・・何か・・・・大切な事を忘れて居るような・・・・」



















「そう言われれば・・・そうだな・・・・うん・・」





「あぁ・・・」
















「なんだろう・・・思い出せない・・・・」


「・・まぁ忘れるくらいの事だからきっと大した事ないョ♪うん♪」


「う〜ん・・・そうかも知れないけどぉ〜・・・」


「・・それより授業が始まるぞ。早く行こうぜ」


















はどうしても大切な何かを思い出そうと必死になっているが、もうそろそろで授業が始まると言う事で、今回は諦めた。


















・・・・何か嫌な予感がするわ・・・・・・・。


















これから何か起きるのかもね・・・。

















こういう事には意外と敏感だった

その予想が当たる事になるのは・・まだ誰も知らない・・・・・・。
(もし知ってたら超能力者よね)



































「授業とか言ってかったりぃ〜・・・・」










デイダラはさっきから愚痴ばっかり・・・。
(こっちの身にもなって欲しいわ!)






「ちょっと!今授業中よ!先生に聞こえたらどうするの?」

「別にいいさ〜、鬼鮫先生なんか顔は人間離れしてるけど対して怖くないし・・・うん。怖いと言ったらあの顔だな・・・・っククク・・・」


「・・・・だ・・・駄目だよ・・・そ・・・そんな事言っちゃ・・・っププ・・・」




口では注意しているだが、デイダラが言った言葉は確かに事実なので、つい笑ってしまう。
(さすがに私にも笑いは堪え切れなかったのよね)
















「・・・そこの方達、さっきから私を見て何を笑ってるんですか?」

















「っっ・・だって・・・鬼鮫先生のk「いえ!何でもありません!以後気をつけます!!!」



デイダラが鬼鮫先生につい本音を言いそうになった所でがデイダラの口を手で押さえ誤魔化す。
(きっと鬼鮫先生の心は傷ついているだろう・・・。あぁ見えても傷つきやすいのだ。なんせ、自分の顔を見て笑われてるのだから)



















デイダラは未だに笑いが止まらないようだ・・・。


























「・・・そうですか。それよりデイダラさん。あなたには後で罰として教室を一人で掃除してもらいますからね」


















それを聞いた途端、デイダラの笑いは止まり、勢い良く椅子から立ち上がると鬼鮫に講義した。
(こういう時人間は自然と笑いがとまるのよね)


















「なんでそれだけでオイラが掃除しなくちゃ行けないんだよ!うん!」

「いつもの罰です。これぐらい当然でしょう」


















「だからって・・「はい、後でデイダラにちゃんとやらせますんで〜」


















またまた登場。


















「ちょっ・・!!!」

「いいからあんたは黙ってなさい!これ以上ややこしくしたら・・・」




「・・・分かったよ・・・・・・うん・・・」



「ではお願いしますよ、デイダラさん」









その二人の光景をサソリは呆れた様子で見ていた。









キーンコーン・・・【ぇ


















教室で渋々掃除をしているデイダラ。

その傍でボケーとしながらその光景を見ている




「なぁなぁ〜〜」

「ん?」










「・・どうせ暇なんだろ?手伝ってくれよ・・・うん・・」

目をうるうるさせて頼むデイダラ。



「・・・・・ったく、しょうがないわねぇ」
(あんな甘え攻撃は聞かないけど、さすがに哀れに思えて来たのよね)















はそういうと掃除用具からほうきを取り出し、デイダラとは反対方向の所から床を掃き始めた。






















































ガラガラ。









教室のドアが開く音が聞こえた。





ドアが開くと同時に教室に入って来た人物はサソリだった。














「あ、サソリ」

「・・・も掃除やってんのかぁ?」

「そう、デイダラに無理やり」

「なっ・・・!無理やりじゃないぞ!」
(この時のデイダラの反応、とても面白かったわ。目を丸く見開いてさ・・w)

「それよりサソリどうしたの?」

「・・・丁度暇だったんでな・・・・。たまたま教室に来た」

「ふ〜ん。・・・・とか言いながら、手伝いに来たんでしょ?」












の突っ込みに欠かさずサソリが答える。



「んなわけねぇだろ。俺はそういうのが嫌いなんだよ」

「・・・あぁ〜、確かに・・・」














「あれ?でも旦那の部屋いつも綺麗だよな?」

そう。
確かにサソリの家の部屋はいつも綺麗さっぱりしているのだ。


「それはな、片付けるのが嫌だから散らかさないようにしてんだよ」

「おぉ〜!さすがサソリ!やっぱり天才は違うねぇ〜」





しみじみと言う。まるで年寄りだ。





「天才もくそも関係ねぇだろ。誰だって出来るさ。・・・・余ほどの馬鹿じゃなければな」












そういい、ニヤリと笑ったサソリは悪魔そのものだった。



















「・・・・ごもっとも」




















「あ・・・そういやぁ今日は皆部活無いの?」


「あ〜・・・俺はある」


「オイラは無いぞ」


「そうなんだ〜。私も部活無いんだ!・・・そうだ・・・、良い事考えた・・!デイダラ!耳貸して!」





はそういい、ニヤっと笑うと、デイダラに何やらゴニョゴニョと話し出した。



























その時、サソリは何故か嫌な予感がしたのだ・・・・。



あのの笑みがよからぬ事を考えてそうで・・・。






















「うん・・・うんうん・・・。あぁ〜確かにそれいいかもな!!だって・・・あんま見た事無いし・・・・うん」










・・・・なんだと?







・・・見た事無い?


















デイダラの発言に思考をめぐらせるサソリ・・・。

















・・・・・・。

















・・・俺の予想が当たってねぇといいが・・・。

まぁ・・・・・・・それは無理だな。 【え

・・・・・逃げるか。








「じゃ、俺もう行くわ。お前等二人で掃除頑張れよ」












そう言い教室から出て行こうとした途端・・。















「待てよ・・・旦那・・・。勘の鋭いあんたの事だ・・・。お気づきだろうが、逃がさねぇぜ・・うん・・・」








この時ニヤリと笑ったデイダラは、サソリに負けないぐらい恐ろしかった・・・。【談】

















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哀れなサソリですわなw【お前がそうしたんだろ
デイダラとヒロインは何を思いついたんでしょうかねww
次回、明らかに・・・!
2006.3/5 修正